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Freedom2011 保育士のつぶやき

セカンドステップ

今日のレッスン 「うっかり」「わざと」

お久しぶりです。  第一章のレッスンも、8回まで進んできました。 その都度のレッスン状況をアップできなくて、ごめんなさい。  でも、今日のレッスンのテーマ「うっかり」と「わざと」は、子ども達の日常で、一番起こりやすい問題で、一番けんかになりやすいテーマですので、レッスンのスキルを実際に日常に展開している様子と共に、アップしますね。

よくある問題シーン・・・ ある日の午後、S君の泣き声。かけつけて聞くと、隣で恐い顔をしておこっているT君が「Sくんが、ぼくのつくった積木のお城こわしたっ」 「こわしてへんもん(泣)」 「こわしたやんか(怒)」 

はい、この状況想像できますよね?、保育士をしている方ならわかりますように、毎日のように怒っているトラブルです。この先の展開は、ご想像どおり、子ども達では解決不可能です。 そこで、保育者の出番。 まず、S君を落ち着かせてからどんなふうにT君の積木を壊してしまったかを聴きます。 そして、その行為はわざとしてしまったのか、うっかりしてしまったのか、キーワード(うっかり・わざと)の単語を入れて聴きます。 T君も話を聴いていますが、保育者がもう一度S君の行為が、わざとではなくうっかりぶつかり壊してしまったことをT君に話します。 S君には、うっかりやってしまったことでも、T君をいやなきもちにさせてしまったので、謝らなければいけないことを話します。 S君は、おちついて、壊してしまったことを謝り、T君も怒っていた気持ちが落ち着いたところで、S君の行為がうっかりだったことを理解し、一緒に作り直して、仲直り。

保育者が仲立ちし、落ち着いて話してやれば、理解可能なスキルなのですが、ここが幼児期、わかっているようで、なかなか実際には、思ったように行動できません。 レッスンの中のロールプレイで、うっかりやってしまった行為や、わざとやった行為をみせると、「それは、うっかりやなー」「それは、わざとやん、あかんでー」とよーく理解しているんですが…

子ども達は、第一章で12種類のレッスンを学び、友達の気持ち、自分の気持ちには色々な感情があることを具体的に知っていきます。でも、それをしっかり理解して、自分の中でコントロールできるには、まだまだ時間がかかります。 保育者や周りの大人が、根気よく教え、導いてやるしか手はありません。

ただ、導くためには、本当は保育者である私たち大人が、一番冷静にならなければいけないんですがね。けっこう、それが一番難しかったりするんです???。

はい、レッスン8の、紹介でした。  では、また。



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  1. 2014/06/30(月) 19:14:31|
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次回大阪研修の日程

次回の、大阪研修の日程を、お知らせしときます。

 ①8月2日、3日  ②12月13日、14日  ③2月14日、15日 の3回。 私がファシリテータで参加する日は、まだ未定です。  
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  1. 2014/06/14(土) 17:14:54|
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セカンドステップ大阪研修でした

6月7日・8日と、大阪研修ファシリテータを務めてきました。

全国より、54名の受講者さんたちが集まりました。
9名ずつの6グループで、座学あり、レッスン実習ありの二日間。  最近続けて大阪研修の講師をしてくださっているF先生は、講義を聴くより、レッスン実習派。  一日目の午後から、第一章のレッスン実習を、失敗してもいいから、とにかくやってみること、同じグループのメンバーのレッスンに参加しつつ自分もレッスン実習を行うことで、二日間で講師と、ファシリテータが行ったデモレッスンを含めて、なんと21回のレッスンを見て聞いてやって学んだ研修になりました。

初めてなので、戸惑いながら実践していた受講者の皆さんでしたが、二日目には顔に自信が漲り、ブレーンストーミングで収集する意見にも中立的な応答がスムーズにできるようになりました。 これなら、職場に戻って一人で進めることになっても、
なんとか、やれるんではないかと、思います。 後は、年間計画に入れ込み、何回も繰り返して、本当に自分のものにしていくだけです。 研究員の皆様がんばってくださいね。
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  1. 2014/06/12(木) 00:35:05|
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懐かしい仲間

同志達と再会
 元、園長先生の一声で集まりました。

 8年前、同じ時同じ場所で、考え、悩み、失敗し、それでも考え、保育という仕事を追求し合ったメンバー。現在、残った者、新しく自分を活かせる場所を開拓した者(児童養護施設・障がい者施設・カメラマンなど)、保育士という仕事を全うし引退を迎えた方もいますが、お互いの近況を語り合いました。

残った私の感動所は、皆それぞれが活き活きと自分の現在を語っていたこと。この人達の通過点に私たちの保育園での出会いと出来事が経験として刻まれていることが、ささやかな喜びと感じました。

その中の一人が、翌日メールで言ってくれました。「こんなふうに集まれる職場で、働けてたことが、ほんまによかったです」と。また、明日からがんばれそうです!!!  元、園長先生ありがとうございました。
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  1. 2014/06/01(日) 15:25:56|
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